四半期報告書
(第34期第2四半期)
自 2017年7月1日
至 2017年9月30日
目 次
頁
表 紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1 主要な経営指標等の推移 ……… 1
2 事業の内容 ………
1
第2 事業の状況 ……… 2
1 事業等のリスク ……… 2
2 経営上の重要な契約等 ……… 2
3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 2
第3 提出会社の状況 ……… 11
1 株式等の状況 ……… 11
(1)株式の総数等 ……… 11
(2)新株予約権等の状況 ……… 11
(3)行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等 ……… 11
(4)ライツプランの内容 ……… 11
(5)発行済株式総数、資本金等の推移 ……… 11
(6)大株主の状況 ……… 12
(7)議決権の状況 ……… 13
2 役員の状況 ……… 13
第4 経理の状況 ……… 14
1 要約四半期連結財務諸表 ……… 15
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ……… 15
(2)要約四半期連結損益計算書 ……… 17
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ……… 19
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ……… 21
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 22
2 その他 ……… 37
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 38
[四半期レビュー報告書]
[確認書]
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2017年11月7日
【四半期会計期間】 第34期第2四半期(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)
【会社名】 KDDI株式会社
【英訳名】 KDDI CORPORATION
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 田中 孝司
【本店の所在の場所】 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号
(同所は登記上の本店所在地で実際の業務は「最寄りの連絡場所」で 行っております。)
【電話番号】 該当事項はありません。
【事務連絡者氏名】 該当事項はありません。
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区飯田橋三丁目10番10号
【電話番号】 (03)6678-0712
【事務連絡者氏名】 コーポレート統括本部 経営管理本部長 本田 弘樹
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
回次
第33期 第2四半期 連結累計期間
第34期 第2四半期 連結累計期間
第33期
会計期間
自2016年4月1日 至2016年9月30日
自2017年4月1日 至2017年9月30日
自2016年4月1日 至2017年3月31日 売上高
(百万円)
2,301,581 2,416,070 4,748,259
(第2四半期連結会計期間) (1,171,128) (1,217,404) 税引前四半期(当期)利益 (百万円) 521,154 540,555 895,897 親会社の所有者に帰属する
四半期(当期)利益 (百万円)
326,148 329,444 546,658
(第2四半期連結会計期間) (159,043) (155,970)
親会社の所有者に帰属する 四半期(当期)包括利益
(百万円) 298,797 340,769 527,581 親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 3,420,387 3,684,941 3,554,423 総資産額 (百万円) 6,008,545 6,294,597 6,263,826 基本的1株当たり
四半期(当期)利益 (円)
131.79 134.92 221.65
(第2四半期連結会計期間) (64.53) (64.15)
希薄化後1株当たり 四半期(当期)利益
(円) 131.77 134.88 221.60
親会社所有者帰属持分比率 (%) 56.9 58.5 56.7
営業活動による キャッシュ・フロー
(百万円)
641,633 624,043 1,161,074 投資活動による
キャッシュ・フロー
(百万円)
△201,641 △262,751 △637,225 財務活動による
キャッシュ・フロー
(百万円)
△287,012 △312,627 △485,784 現金及び現金同等物の
四半期末(期末)残高
(百万円)
337,233 275,370 226,607
(注)1.上記指標は国際財務報告基準(IFRS)により作成した要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表に基づいて おります。
2.当社は要約四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。
3.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2【事業の内容】
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の
内容について、重要な変更はありません。
また、主要な関係会社における異動もありません。
第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有
価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2【経営上の重要な契約等】
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当
社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
① 業績等の概要
■業界動向と当社の状況
日本の情報通信市場は、通信事業者が提供するサービス等の同質化やMVNO各社による格安SIMサー
ビ ス 等の 普及 が 進 み、 通信 事 業者 は 新 た な収益 の 確保 に 向け て 通信 以 外の サ ービ ス へ事 業領 域 を 拡
大しており、各社の事業戦略は異業種との競争も見据えた大きな転換期にあります。さらに、IoTや
人 工知 能 (AI) 等 の テ クノ ロ ジー の発展 も あり 、情 報 通信 市 場の 事業 環 境は 新 た な局面 を 迎え てい
ます。
こ の よ うな状 況 の下 、 当社 は 、お 客 さま に お 選び い ただ け る企 業 とな る ため 、 「 お客 さま 視 点 」
と 「革 新 」 を キ ーワ ー ドに、 お 客さ まの 期 待を 超 える 「 お客 さ ま体 験 価値 を 提供 す るビ ジネ ス への
変革」を加速しています。
国 内 で は 、 通 信 領 域 に お い て ス マ ー ト フ ォ ン ・ タ ブ レ ッ ト の 普 及 や I o T に 対 す る 取 り 組 み の 強
化、様々なデバイスの連携による新たな体験価値の創造等への取り組みを本格的に推進し、「au通
信 ARPA(Average Revenue Per Account) 」と「 付加価 値ARPA」 の拡大 を図り 、 「auの お客さま 数
×総合ARPA」を最大化していきます。合わせて、UQコミュニケーションズ株式会社、株式会社ジュ
ピターテレコム、ビッグローブ株式会社においてMVNO事業を推進しており、au契約者数とMVNO契約
者数を合算した「モバイルID数」の拡大を図っていきます。
当期は、本年7月にお客さまによりご満足いただけるよう、データ通信のご利用方法に応じた料
金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」の提供を開始しました。iPhoneを含むすべて
のスマートフォンでご利用いただけることから、多くのお客さまにご好評をいただき、3ヵ月で200
万 契約 を 突破 し まし た 。さ ら に、 本 年8 月 に は、 IoT領 域に おけ る リー デ ィン グカ ン パニ ー であ る
株式会社ソラコム(以下「ソラコム」)を連結子会社化しました。当社とソラコムは、国内はもと
より、グローバルにも通じるIoTプラットフォームを構築し、加えて、これまで培ったIoT/M2Mにお
け る 知 見や顧 客 基盤 を 活用 す るこ と で、 新 た なIoTビ ジ ネス を 創 出して い きま す 。ま た、 次 世代 移
動通信システム「5G」については、2020年のサービス化を目指して、サムスン電子、エリクソン・
をはじめとした法人向けICTビジネスにおいても、継続して基盤強化を行い、グローバル事業の拡大
を図っています。
■連結業績
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 2,301,581 2,416,070 114,488 5.0
売 上 原 価 1,222,972 1,281,238 58,266 4.8
売 上 総 利 益 1,078,609 1,134,831 56,222 5.2
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 552,667 600,178 47,511 8.6
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) 4,962 5,256 294 5.9
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 1,732 2,626 894 51.6
営 業 利 益 532,636 542,536 9,900 1.9
金 融 損 益 ( △ 損 失 ) △11,436 △1,981 9,455 -
そ の 他 の 営 業 外 損 益 △47 - 47 -
税 引 前 四 半 期 利 益 521,154 540,555 19,401 3.7
法 人 所 得 税 費 用 141,296 166,914 25,618 18.1
四 半 期 利 益 379,857 373,641 △6,217 △1.6
親 会 社 の 所 有 者 326,148 329,444 3,296 1.0
非 支 配 持 分 53,709 44,197 △9,512 △17.7
当 第 2 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 売 上 高 は 、 モ バ イ ル通 信 料 収 入 の 増 加 に 加 え 、 「 au経 済 圏 」 の最 大
化 に 向 け た エ ネ ル ギ ー 事 業 、 コ マ ー ス事 業 、 決 済 事 業 な ど の ラ イ フ デ ザ イ ン 事 業 の 拡 大 に よ る 収入
の増加や、ミャンマー通信事業の収入の増加等により、2,416,070百万円(前年同期比 5.0%増)と
なりました。
営 業 利 益 は 、 コ マ ー ス 事 業 、 決 済 事 業 に お け る 費 用や 、 販 売 手 数 料 等が 増 加 し た も の の 、 売上 高
の増加により、542,536百万円(同 1.9%増)となりました。
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る 四 半 期 利 益 は 、 営 業 利 益 の 増 加 等 に よ り 、 3 2 9 , 4 4 4 百 万 円 ( 同 1 . 0 %
増)となりました。
② セグメント別の状況
パーソナルセグメント
パ ー ソ ナル セ グメ ン トで は、国 内 にお け る個 人 の お客 さ ま を対象 に 、 主に 「au」 ブラ ンド に よる
モ バイ ル 通信 サ ービ ス の 提 供 、様 々な 種 類のス マ ート フ ォン ・ タブ レ ット 等 マル チ デバ イス の 販 売
に 加 え、 固定 通 信サ ー ビス と して 、 イン ター ネ ット 、 電話 、 TVサ ービ ス が快 適 に ご利用 い ただ ける
「 auひ かり 」 ブ ラン ド のFTTHサ ービ スや 、 CATVサー ビス 等 を提 供し てい ます 。 ま た、当 社グル ープ
が提供するマルチネットワークにWi-Fiを有機的に組み合わせることで、高品質な社会インフラを効
率的に作り上げ、シームレスな通信環境を提供しています。
当期 は 、通 信 領域 に おい て 、auケ ータ イ ・ス マ ート フ ォン 等 と固 定 通信 サ ービ ス のセ ット 割 サー
ビ ス「 auスマ ート バ リュ ー 」の 拡 販に 加 え、 連結 子 会社 であ る UQコ ミュ ニ ケー ショ ン ズ株 式会 社、
株 式会 社 ジ ュ ピタ ーテ レ コム、ビ ッグ ロ ーブ 株式 会 社に よる MVNO事 業 の推 進に より 、 au契 約者 数 と
MVNO契 約者 数 を合 算 し た「モ バイ ル ID数 」の 拡 大に 努め てい ます 。7 月 に はauを ご利 用の お 客さま
に 様々 な 特 典を 提 供する 「三 太 郎 の日 」や 、新 料 金 プ ラ ン「 auピタ ット プ ラン 」「 auフラ ット プラ
ン 」 及 び 両 プ ラ ン の お 客 さ ま 向 け の 端 末 購 入 新 プ ロ グ ラ ム 「 ア ッ プ グ レ ー ド プ ロ グ ラ ム E X 」 の 開
始 、お 客さ まの 豊 か なラ イ フス タイ ルをIoTで サポ ート す る「 au HOME」 の提 供等 、 お客 さ ま体験価
値 向上 に 取り 組み まし た 。な お、 本年 10月14日 に「 auピ タッ トプ ラン 」「 auフラ ット プラ ン 」の 契
約数が200万契約を突破しました。また、本年9月27日にはJ.D. パワー 2017年日本携帯電話サービ
ス顧客満足度調査
※において、2年連続で総合満足度第1位を受賞しました。
非 通 信 領域に おい て は、 「 ライ フ デザ イ ン企 業」 へ の 変革 を 目 指し 、お 客 さ ま とauを つな ぐ 最大
のタ ッチ ポイ ント であ るauショッ プを 活用 した 物販 サ ービ ス「 au WALLET Market」の 推 進等 、「au
経済圏」の最大化に取り組んでいます。
パーソナルセグメントにおける、当第2四半期の業績概要等は以下のとおりです。
※ 出典元:J.D. パワー 2016-2017年日本携帯電話サービス顧客満足度調査。japan.jdpower.com
■業 績
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 1,769,677 1,863,174 93,497 5.3
営 業 利 益 423,243 422,091 △1,152 △0.3
当 第 2 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 売 上 高 は 、 モ バ イ ル 通 信 料 収 入 及 び エ ネ ル ギ ー 事 業 収 入 等 の 増 加 に
より、1,863,174百万円(前年同期比 5.3%増)となりました。
営業利益は、顧客獲得に伴う販売手数料等が増加したことにより、422,091百万円(同 0.3%減)
となりました。
バリューセグメント
バ リ ュ ーセ グ メン ト では、 「ラ イ フデ ザ イン 企業 」 への 変 革 を目 指 し、 「 au経 済 圏」 の 最 大 化と
新 規事 業 領域 で のビ ジ ネス 拡 大 に向 け 、コ マー ス ・金 融 ・決 済 ・コ ン テン ツ 等の 付 加価 値 サ ー ビス
を提供し、様々な取り組みを推進しています。
当期 は 、引 き 続き 「 au ス マ ート パ スプ レ ミア ム」及 び コマ ー ス事 業 ・決 済 事業 の 強化 によ り 、付
加 価値 ARPA・ 流通 総 額の 拡大 に 努め てい ます 。 「auスマ ー トパ スプ レミ ア ム」 は 、 「 三太郎の 日」
における会員限定特典の提供等により順調に会員数を拡大し、本年9月には200万会員を突破しまし
た。コマース事業では、お客さまの快適なお買い物体験の実現のため、「Wowma!」及び「au WALLET
M a r k e t 」 の リ ニ ュ ー ア ル を 実 施 し ま し た 。 ま た 、 決 済 事 業 に お い て は 、 本 年 7 月 4 日 よ り 「 a u
WALLET プリ ペイ ドカ ード 」が 「Apple Pay」に 対応 し、 さらに 、本 年8 月29日より ジュ ピタ ーショ
ッ プチ ャ ンネ ル 株式 会 社が 運 営す る テレ ビ 通 販 「シ ョ ップ チャ ン ネル 」 の支 払 方 法に「 auかん たん
決済」を導入する等、流通総額の拡大に向けた取り組みを進めています。
ま た、 様々 な パー ト ナー 企 業と の 協業 ビ ジネ スも 推 進 し て いま す。本 年 8月 21日 には 、 レ ス トラ
ン 検 索・ 予約 サ イト 「 食 べ ロ グ」 、レシ ピ サー ビ ス「 ク ック パ ッド 」 と連 携 し、 「 食」 に 関す る 総
合 情報 サイ ト 「グ ルメ パ ス」 の提 供 を開 始し まし た 。さ らに 本年 9 月1 日 に は株式 会 社Gunosyの 提
供する女性向け情報サービス「LUCRA」の共同運営を開始した他、本年9月7日にはコネヒト株式会
社 との 協 業 に よ り、 子 育て中 の 女 性に 向け た情 報 サー ビ ス「 マ マリ プ レミ ア ム」 の 提供 を 開 始しま
した。
バリューセグメントにおける、当第2四半期の業績概要等は以下のとおりです。
■業 績
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 209,199 246,818 37,620 18.0
営 業 利 益 50,994 50,997 3 0.0
当第2四半期連結累計期間の売上高は、「auスマートパス・auスマートパスプレミアム」の収入
の増加に加え、コマース事業の収入の増加や、「au WALLET プリペイド・クレジットカード」など
の決済事業の収入等の増加により、246,818百万円(前年同期比 18.0%増)となりました。
営業利益は、コマース事業や決済事業等の費用が増加したものの、売上高の増加により、50,997
百万円(同 0.0%増)となりました。
ビジネスセグメント
ビ ジ ネ スセ グ メン ト では、 大 企業 か ら 中 小 企業ま で 幅広 い 法人 の お 客さ まを 対 象 に、 スマ ー トフ
ォ ン・ タ ブレ ッ ト 等の モバ イ ル 端 末の 提 供や、 ネ ット ワ ーク ・ アプ リ ケー シ ョン ・ クラ ウド 型 サー
ビ ス 等の 多 様な ソリ ュ ーシ ョ ンを 提 供 し て いま す。ま た 、中 小 企業 の お客 さ まに つ いて は 、 連 結子
会 社の KDDI ま と めて オフ ィ スグ ル ープ によ る地域 に 密着 した サ ポー ト 体 制を全 国 規 模で構 築し てい
ます。
当期は、モノとインターネットがつながる、IoT時代の到来を踏まえ、お客さまの様々なニーズに
お 応えす べく 、IoT向け 通信技 術で あるLPWA( Low Power Wide Area)の 実証実 験に取 り組 む ととも
に、LTEカテゴリー1を利用し、単三電池2本分で10年以上の電池持ちを実現した、IoT向け通信モジ
ュール「SKM32」の提供も開始しました。
ま た、 本 年 8 月 2 3日 に は J .D . パ ワ ー 20 1 7年 法 人 向 け 携 帯 電 話 サ ー ビ ス 顧 客 満 足 度 調 査
※ 1
<大 企
業・中堅企業市場セグメント>で2年連続第1位、本年9月4日にはJ.D. パワー 2017年日本法人向
けIP電話・直収電話サービス顧客満足度調査
※2
で5年連続第1位を受賞しました。
今 後も 、法 人 のお 客 さま の ビ ジネ ス の 発展 ・ 拡大 に 一層 貢 献し 、 お 客さ まか ら 真 の事 業 パ ー トナ
ーとしてお選びいただけることを目指して、事業の変革に取り組んでいきます。
ビジネスセグメントにおける、当第2四半期の業績概要等は以下のとおりです。
※1 出典元:J.D. パワー 2016-2017年日本法人向け携帯電話サービス顧客満足度調査。
※2 出典元:J.D. パワー 2013-2017年日本法人向けIP電話・直収電話サービス顧客満足度調査。 japan.jdpower.com
■業 績
第2四半期連結累計期間
(
単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 344,380 359,038 14,658 4.3
営 業 利 益 41,355 48,381 7,026 17.0
当第2四半期連結累計期間の売上高は、通信料収入が減少しているものの、ソリューション収入
や端末販売収入等の増加により、359,038百万円(前年同期比 4.3%増)となりました。
営業 利益 は 、通 信設 備 使用 料 や端 末販 売 原 価等 が増 加 し た もの の、売 上高 の 増加 によ り 、48,381
百万円(同 17.0%増)となりました。
グローバルセグメント
グ ロ ー バル セ グメ ン トで は、 ミャ ン マー を はじ め と する 海 外の コ ンシ ュ ーマ ビ ジ ネス に 積 極 的に
取り組むとともに、法人のお客さまに対しては、接続性の高いデータセンター「TELEHOUSE」を核と
し たICTソリ ュー シ ョン をワ ン スト ップ で 提供 して いま す 。さ らに 、 世界 600以 上 の通 信事 業者 との
間で音声及びデータビジネスを展開しています。
当期 は 、コ ン シュ ー マビ ジ ネ スに 積 極的 な 設備 投 資 を行 っ てお り 、本 年 5月 に ミ ャン マー の 主要
3都市で開始した1.8GHz帯のLTEサービスを、9月末までに29都市に拡大しました。ミャンマーの通
信事 業者 と しては初めて の4×4MIMO(Multiple Input Multiple Output)技 術を 導 入した ことで 、
受信最大150Mbpsの高速データ通信が可能となり、昨年に続きOokla社の調査による「the Speedtest
Award
※
」を受賞し、ミャンマーで最速のモバイル通信事業者と認定されました。
また、モンゴル通信事業においては、昨年5月に首都ウランバートルで開始したLTEサービスの全
国展開を推進しており、本年7月には全県庁所在地にサービスエリアを拡大しました。
グローバルセグメントにおける、当第2四半期の業績概要等は以下のとおりです。
※Ookla社は、世界で広くスループット評価に利用されている測定アプリの配信、統計情報収集・公開を行ってお り、Ookla社の調査において、昨年7月~12月に続いて、本年1月~6月もアプリの測定結果からミャンマーで 最速のモバイル通信事業者と認定されました。
■業 績
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 133,708 131,013 △2,695 △2.0
営 業 利 益 14,726 16,007 1,282 8.7
当 第2四 半期連結 累計期間の 売上高は、 ミャン マー通信事 業の収入の増 加や、 「TELEHOUSE」の
デ ー タ セ ン タ ー 事 業 収 入 の 増 加 が あ っ た も の の 、 前 年 度 に 実 施 し た 採 算 性 の 低 い 事 業 の 整 理に よ
る収入減少等により、131,013百万円(前年同期比 2.0%減)となりました。
営 業 利 益 は 、 ミ ャ ン マ ー 通 信 事 業 や デ ー タ セ ン タ ー 事 業 が 好 調 に 推 移 し て い る こ と に よ り 、
16,007百万円(同 8.7%増)となりました。
*「(1)業績の状況」に記載している社名及び商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
(2)財政状態及びキャッシュ・フローの状況
① 財政状態
(単位:百万 円)
前連結会計年度
当第2四半期
連結 会計期間
比較増減 増減率
(%)
2017年3月31日 2017年9月30日
非 流 動 資 産 4,297,800 4,289,293 △8,508 △0.2
流 動 資 産 1,966,025 2,005,304 39,279 2.0
資 産 合 計 6,263,826 6,294,597 30,771 0.5
非 流 動 負 債 1,333,201 1,153,532 △179,669 △13.5
流 動 負 債 1,081,491 1,148,202 66,711 6.2
負 債 合 計 2,414,692 2,301,734 △112,958 △4.7
資 本 合 計 3,849,133 3,992,862 143,729 3.7
(資産)
総資産は、繰延税金資産が減少したものの、現金及び現金同等物、その他の長期金融資産等が
増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、30,771百万円増加し、6,294,597百万円とな
りました。
(負債)
負債は、借入金及び社債が増加したものの、その他の長期金融負債、営業債務及びその他の債
務等が減少したことにより、前連結会計年度末と比較し、112,958百万円減少し、2,301,734百万
円となりました。
(資本)
資本は、利益剰余金の増加等により、3,992,862百万円となりました。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の56.7%から58.5%に上昇しま
した。
② キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
自 2016年4月1日
至 2016年9月30日
当第2四半期
連結累計期間
自 2017年4月1日
至 2017年9月30日
比較増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 641,633 624,043 △17,590
投資活動によるキャッシュ・フロー △201,641 △262,751 △61,110
フリー・キャッシュ・フロー
※439,991 361,292 △78,700
財務活動によるキャッシュ・フロー △287,012 △312,627 △25,615
現金及び現金同等物に係る換算差額 △7,833 98 7,932
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 145,146 48,763 △96,383
現金及び現金同等物の期首残高 192,087 226,607 34,520
現金及び現金同等物の期末残高 337,233 275,370 △61,863
※ フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・ フロー」の合計であります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益540,555百万円、減価償却費及び償
却費274,451百万円、法人所得税の支払158,704百万円、棚卸資産の減少15,652百万円等により
624,043百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出162,513百万円、無形
資産の取得による支出82,434百万円等により262,751百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払110,591百万円、自己株式の取得による
支出100,000百万円、社債発行及び長期借入による収入95,000百万円、負債性金融商品の取得に
よる支出95,000百万円等により、312,627百万円の支出となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計
年度末と比較し、48,763百万円増加し、275,370百万円となりました。
(3)対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はあ
りません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、5,875百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありま
せん。
第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 4,200,000,000
計 4,200,000,000
②【発行済株式】
種類
第2四半期会計期間末 現在発行数(株)
(2017年9月30日)
提出日現在発行数(株)
(2017年11月7日)
上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名
内容
普通株式 2,587,213,525 2,587,213,525
東京証券取引所
(市場第一部)
単元株式数 100株
計 2,587,213,525 2,587,213,525 - -
(2)【新株予約権等の状況】 該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 該当事項はありません。
(4)【ライツプランの内容】 該当事項はありません。
(5)【発行済株式総数、資本金等の推移】
年月日
発行済株式 総数増減数
(株)
発行済株式 総数残高
(株)
資本金増減額
(百万円)
資本金残高
(百万円)
資本準備金 増減額
(百万円)
資本準備金 残高
(百万円) 2017年7月1日~
2017年9月30日
- 2,587,213,525 - 141,852 - 305,676
(6)【大株主の状況】
2017年9月30日現在
氏名又は名称 住所
所有株式数
(株)
発行済株式総数に 対する所有株式数 の割合(%) 京セラ株式会社 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 335,096,000 12.95 トヨタ自動車株式会社 愛知県豊田市トヨタ町1番地 298,492,800 11.53 日本マスタートラスト
信託銀行株式会社(信託口)
東京都港区浜松町2丁目11番3号 184,889,600 7.14 日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
東京都中央区晴海1丁目8-11 126,995,900 4.90 JP MORGAN CHASE BANK 380072
(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)
25 BANK STREET,CANARY WHARF, LONDON,E14 5JP,UNITED KINGDOM
(東京都港区港南2丁目15-1)
50,216,096 1.94
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223
(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)
P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.
(東京都港区港南2丁目15-1)
33,770,485 1.30
日本トラスティ・サービス 信託銀行株式会社(信託口5)
東京都中央区晴海1丁目8-11 33,460,900 1.29 STATE STREET BANK WEST CLIENT -
TREATY 505234
(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171,U.S.A.
(東京都港区港南2丁目15-1)
31,612,663 1.22
日本トラスティ・サービス 信託銀行株式会社(信託口4)
東京都中央区晴海1丁目8-11 29,796,400 1.15 日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口7)
東京都中央区晴海1丁目8-11 29,247,300 1.13
計 - 1,153,578,144 44.58
(注)上記のほか、自己株式161,183,500株があります(役員報酬BIP信託口及び株式付与ESOP信託口が保有す る当社株式は含めておりません)。
(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
2017年9月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
完全議決権株式(自己株式等)
(自己保有株) 普通株式
162,857,200
- -
完全議決権株式(その他)
普通株式
2,424,315,800
24,243,158 -
単元未満株式
普通株式
40,525
- -
発行済株式総数 2,587,213,525 - -
総株主の議決権 - 24,243,158 -
(注)1.「完全議決権株式(その他)」欄には、証券保管振替機構名義の株式が118,200株含まれております。また、
「議決権の数」の欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数1,182個が含まれております。 2.「完全議決権株式(自己株式等)」には、役員報酬BIP信託口及び株式付与ESOP信託口が保有する当社
株式を含めて表示しております。
②【自己株式等】
2017年9月30日現在
所有者の氏名又は名称 所有者の住所
自己名義所有 株式数(株)
他人名義所有 株式数(株)
所有株式数の 合計(株)
発行済株式総数 に対する所有株 式数の割合(%)
(自己保有株式) KDDI株式会社(注)
東京都新宿区西新宿 二丁目3番2号
161,183,500 1,673,700 162,857,200 6.29 計 - 161,183,500 1,673,700 162,857,200 6.29
(注)1.株主名簿上は当社名義となっているものの、実質的に所有していない株式が1,200株(議決権12個)あります。 なお、当該株式数は上記①「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式に含めております。 2.他人名義で保有している理由等
・役員に対する株式報酬制度「役員報酬BIP信託」の信託財産として、日本マスタートラスト信託銀行株式会社
(役員報酬BIP信託口・75842口、東京都港区浜松町二丁目11番3号)が保有しております。
・管理職に対するインセンティブ・プラン「株式付与ESOP信託」の信託財産として、日本マスタートラスト信 託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・75841口、東京都港区浜松町二丁目11番3号)が保有しております。
2【役員の状況】
該当事項はありません。第4【経理の状況】
1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について
(1)当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年 内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
(2)本報告書の要約四半期連結財務諸表の金額の表示は、百万円未満を四捨五入して記載しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2017年7月1日から 2017年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2017年4月1日から2017年9月30日まで)に係る要約四半期 連結財務諸表について、PwC京都監査法人による四半期レビューを受けております。
1【要約四半期連結財務諸表】
(1)【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
注記
前連結会計年度
(2017年3月31日)
当第2四半期連結会計期間
(2017年9月30日)
資産
非流動資産:
有形固定資産 2,428,445 2,413,567
のれん 477,873 491,243
無形資産 922,478 910,724
持分法で会計処理されている投資 92,371 92,829
その他の長期金融資産 5 183,081 213,642
繰延税金資産 124,467 102,599
その他の非流動資産 69,085 64,689
非流動資産合計 4,297,800 4,289,293
流動資産:
棚卸資産 77,656 61,931
営業債権及びその他の債権 5 1,518,070 1,507,442
その他の短期金融資産 5 16,968 20,673
未収法人所得税 10,715 4,738
その他の流動資産 116,009 135,150
現金及び現金同等物 5 226,607 275,370
流動資産合計 1,966,025 2,005,304
資産合計 6,263,826 6,294,597
(単位:百万円)
注記
前連結会計年度
(2017年3月31日)
当第2四半期連結会計期間
(2017年9月30日)
負債及び資本
負債
非流動負債:
借入金及び社債 5 909,673 844,487
その他の長期金融負債 5 176,794 70,577
退職給付に係る負債 21,800 20,762
繰延税金負債 75,919 76,602
引当金 7,725 7,397
その他の非流動負債 141,290 133,708
非流動負債合計 1,333,201 1,153,532
流動負債:
借入金及び社債 5 57,805 162,271
営業債務及びその他の債務 5 537,830 523,713
その他の短期金融負債 5 24,373 24,407
未払法人所得税 153,950 141,121
引当金 26,887 28,988
その他の流動負債 280,646 267,703
流動負債合計 1,081,491 1,148,202
負債合計 2,414,692 2,301,734
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 141,852 141,852
資本剰余金 298,046 289,276
自己株式 △237,014 △288,256
利益剰余金 3,354,140 3,533,298
その他の包括利益累計額 △2,601 8,770
親会社の所有者に帰属する持分合計 3,554,423 3,684,941
非支配持分 294,710 307,922
資本合計 3,849,133 3,992,862
負債及び資本合計 6,263,826 6,294,597
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
(2)【要約四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)
売上高 2,301,581 2,416,070
売上原価 1,222,972 1,281,238
売上総利益 1,078,609 1,134,831
販売費及び一般管理費 552,667 600,178
その他の収益 5,718 6,192
その他の費用 756 935
持分法による投資利益 1,732 2,626
営業利益 532,636 542,536
金融収益 778 3,189
金融費用 12,214 5,170
その他の営業外損益 △47 -
税引前四半期利益 521,154 540,555
法人所得税費用 141,296 166,914
四半期利益 379,857 373,641
四半期利益の帰属
親会社の所有者 326,148 329,444
非支配持分 53,709 44,197
四半期利益 379,857 373,641
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益 7
基本的1株当たり四半期利益(円) 131.79 134.92
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 131.77 134.88
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結会計期間
(自 2016年7月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結会計期間
(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)
売上高 1,171,128 1,217,404
売上原価 630,022 652,420
売上総利益 541,106 564,984
販売費及び一般管理費 286,452 307,305
その他の収益 2,230 2,880
その他の費用 400 477
持分法による投資利益 1,040 1,040
営業利益 257,524 261,122
金融収益 329 1,408
金融費用 4,003 2,548
税引前四半期利益 253,850 259,981
法人所得税費用 74,774 80,184
四半期利益 179,075 179,798
四半期利益の帰属
親会社の所有者 159,043 155,970
非支配持分 20,032 23,828
四半期利益 179,075 179,798
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益 7
基本的1株当たり四半期利益(円) 64.53 64.15
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 64.52 64.14
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
(3)【要約四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)
四半期利益 379,857 373,641
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する 金融資産の公正価値変動額
△3,551 7,070 持分法適用会社におけるその他の包括利益に
対する持分相当額
188 △334
合計 △3,363 6,736
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △1,057 827
在外営業活動体の換算差額 △28,973 3,289
持分法適用会社におけるその他の包括利益に 対する持分相当額
△1,551 △216
合計 △31,581 3,900
その他の包括利益合計 △34,944 10,636
四半期包括利益合計 344,913 384,276
四半期包括利益合計の帰属
親会社の所有者 298,797 340,769
非支配持分 46,116 43,507
合計 344,913 384,276
(注)上記の計算書の項目は税引後で開示しております。
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結会計期間
(自 2016年7月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結会計期間
(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)
四半期利益 179,075 179,798
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する 金融資産の公正価値変動額
△2,031 5,559 持分法適用会社におけるその他の包括利益に
対する持分相当額
△1,738 56
合計 △3,770 5,615
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ 711 407
在外営業活動体の換算差額 △10,017 2,255
持分法適用会社におけるその他の包括利益に 対する持分相当額
△758 38
合計 △10,065 2,700
その他の包括利益合計 △13,834 8,316
四半期包括利益合計 165,241 188,113
四半期包括利益合計の帰属
親会社の所有者 148,704 164,178
非支配持分 16,537 23,935
合計 165,241 188,113
(注)上記の計算書の項目は税引後で開示しております。
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
(4)【要約四半期連結持分変動計算書】
前第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本
合計 注記 資本金
資本
剰余金
自己
株式
利益
剰余金
その他の
包括利益 累計額
合計
2016年4月1日 141,852 368,245 △210,861 2,995,836 13,570 3,308,642 238,214 3,546,856
四半期包括利益
四半期利益 - - - 326,148 - 326,148 53,709 379,857 その他の包括利益 - - - - △27,351 △27,351 △7,593 △34,944 四半期包括利益合計 - - - 326,148 △27,351 298,797 46,116 344,913
所有者との取引額等
剰余金の配当 6 - - - △87,132 - △87,132 △36,601 △123,733 その他の包括利益累計額
から利益剰余金への振替
- - - 115 △115 - - -
自己株式の取得及び処分 - △57 △100,000 - - △100,056 - △100,056
自己株式の消却 - △73,804 73,804 - - - - -
支配継続子会社に対する
持分変動
- △202 - - - △202 141 △61
その他 - 297 42 - - 339 1,222 1,561
所有者との取引額等合計 - △73,766 △26,154 △87,017 △115 △187,052 △35,238 △222,290 2016年9月30日 141,852 294,479 △237,015 3,234,967 △13,896 3,420,387 249,093 3,669,479
当第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配 持分
資本 合計 注記 資本金
資本
剰余金
自己
株式
利益
剰余金
その他の 包括利益
累計額
合計
2017年4月1日 141,852 298,046 △237,014 3,354,140 △2,601 3,554,423 294,710 3,849,133
四半期包括利益
四半期利益 - - - 329,444 - 329,444 44,197 373,641 その他の包括利益 - - - - 11,326 11,326 △690 10,636 四半期包括利益合計 - - - 329,444 11,326 340,769 43,507 384,276
所有者との取引額等
剰余金の配当 6 - - - △110,605 - △110,605 △46,899 △157,504 その他の包括利益累計額
から利益剰余金への振替
- - - △46 46 - - -
自己株式の取得及び処分 - △29 △100,000 - - △100,029 - △100,029 自己株式の消却 - △9,074 48,709 △39,635 - - - -
企業結合による変動 - - - - - - 1,173 1,173
支配継続子会社に対する
持分変動
- 22 - - - 22 15,431 15,453
その他 - 311 49 - - 360 - 360
所有者との取引額等合計 - △8,770 △51,241 △150,286 46 △210,251 △30,296 △240,547 2017年9月30日 141,852 289,276 △288,256 3,533,298 8,770 3,684,941 307,922 3,992,862
(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 521,154 540,555
減価償却費及び償却費 274,472 274,451
持分法による投資損益(△は益) △1,732 △2,626
固定資産売却損益(△は益) △6 195
受取利息及び受取配当金 △777 △2,064
支払利息 5,322 4,998
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △53,404 △11,800 営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) 36,618 △10,517
棚卸資産の増減額(△は増加) △2,925 15,652
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △1,029 △1,038
その他 △11,383 △17,145
小計 766,311 790,660
利息及び配当金の受取額 2,973 4,399
利息の支払額 △4,637 △12,313
法人所得税の支払額 △123,014 △158,704
営業活動によるキャッシュ・フロー合計 641,633 624,043
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △111,124 △162,513
有形固定資産の売却による収入 155 201
無形資産の取得による支出 △73,267 △82,434
その他の金融資産の取得による支出 △3,257 △3,637
その他の金融資産の売却または償還による収入 76 489
子会社の支配獲得による支出 △8,041 △14,140
関連会社株式の取得による支出 △7,642 -
その他 1,458 △716
投資活動によるキャッシュ・フロー合計 △201,641 △262,751
(単位:百万円)
注記
前第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入の純増減額(△は減少) △19,924 △1,343
社債発行及び長期借入による収入 7,000 95,000
社債償還及び長期借入返済による支出 △35,259 △54,576
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △14,578 △13,705
非支配持分からの子会社持分取得による支出 △447 △33
非支配持分からの払込みによる収入 - 15,506
自己株式の取得による支出 △100,000 △100,000
配当金の支払額 △87,121 △110,591
非支配持分への配当金の支払額 △36,716 △47,793
負債性金融商品の取得による支出 (注) 5 - △95,000
その他 32 △92
財務活動によるキャッシュ・フロー合計 △287,012 △312,627
現金及び現金同等物に係る換算差額 △7,833 98
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 145,146 48,763
現金及び現金同等物の期首残高 192,087 226,607
現金及び現金同等物の四半期末残高 337,233 275,370
(注)当第2四半期連結累計期間において、当社は、当社グループの一部の子会社が発行した優先株式(将来、現金を 株式の保有者に引き渡す義務を負っていたため、金融負債として処理)に係る受益権を買取っております。
後述の注記1~10は、当要約四半期連結財務諸表の不可欠な一部を構成しております。
【要約四半期連結財務諸表注記】 1.報告企業
KDDI株式会社(以下「当社」)は日本の会社法に従い設立された株式会社であります。当社の所在地は日本で あり、登記している本社の住所は東京都新宿区西新宿二丁目3番2号であります。当社の要約四半期連結財務諸 表は2017年9月30日を期末日とし、当社及び子会社(以下「当社グループ」)、並びに当社グループの関連会社 及び共同支配企業に対する持分により構成されております。なお、当社は、当社グループの最終的な親会社であ ります。
当 社 グ ル ー プ の 主 な 事 業 内 容 及 び 主 要 な 活 動 は 、 「 パ ー ソ ナ ル 事 業 」 、 「 バ リ ュ ー 事 業 」 、 「 ビ ジ ネ ス 事 業」、「グローバル事業」であります。詳細については、「4.セグメント情報(1)報告セグメントの概要」に 記載しております。
2.作成の基礎
(1)要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規 則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことか ら、同第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。なお、要約 四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報を含んでいないため、2017年3月31 日に終了した1年間の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
(2)測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、要約四半期連結財政状態計算書における以下の重要な項目を除 き、取得原価を基礎として作成しております。
・デリバティブ資産及びデリバティブ負債(公正価値で測定)
・純損益を通じて公正価値で測定する金融資産又は金融負債
・その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
・確定給付制度に係る資産又は負債(確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して測定)
(3)表示通貨及び単位
当社グループの要約四半期連結財務諸表の表示通貨は、当社が営業活動を行う主要な経済環境における通貨 である日本円であり、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(4)見積り及び判断の利用
IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、会計方針の適用、資産・負債・収益及び費用の報 告額に影響を及ぼす判断並びに見積り及び仮定の設定を行っております。これらの見積り及び仮定は、過去の 経験及び利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者 の最善の判断に基づいております。しかし、その性質上、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果 と異なる可能性があります。
見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した連 結会計期間と将来の連結会計期間において認識されます。
本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断並びに見積り及び仮定は、原則として前連結会
(5)新たな基準書及び解釈指針の適用
当社グループが当第1四半期連結会計期間(2017年4月1日から2017年6月30日まで)より適用した新たな 基準書及び解釈指針は以下のとおりです。
・IAS第7号(改訂)「キャッシュ・フロー計算書」
・IAS第12号(改訂)「法人所得税」
なお、当社グループは、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2014年7月改訂)を早期適用しており ます。
(6)未適用の公表済み基準書
本要約四半期連結財務諸表の承認日までに主に以下の基準書の新設または改訂が公表されておりますが、 2017年9月30日現在において強制適用されるものではなく、当社グループでは早期適用しておりません。
基準書
基準名
強制適用時期
(以降開始年度)
当社グループ 適用予定時期
新設・改訂の概要 IFRS第15号
顧客との契約から 生じる収益
2018年1月1日
2019年3月期
IFRS第15号は、収益の認識に関する現行の会 計処理及び開示方法についての改訂を定めた ものであります。
具体的には、IFRS第15号は、財又はサービス が顧客に移転するにあたって、企業が当該財 又はサービスとの交換で権利を得ると見込ん でいる対価を反映する金額で収益認識するこ とを求めております。
IFRS第16号
リース
2019年1月1日
2020年3月期
IFRS第16号は、リースの取扱いに関する現行 の会計基準及び開示方法についての改訂を定 めたものであります。
具体的には、IFRS第16号は、単一モデルとし て、リース期間が12ヶ月を超える全ての借手 のリースについて、原則としてその資産の使 用権と支払いに伴う債務を財務諸表に反映す ることを求めております。
この基準書を上記に示した適用時期の要約四半期連結財務諸表に反映いたします。当該適用による当社グルー プの要約四半期連結財務諸表への影響については、検討中であり、現時点では見積ることはできません。
3.重要な会計方針
当社グループが本要約四半期連結財務諸表の作成にあたって採用した重要な会計方針は、前連結会計年度に係 る連結財務諸表において採用した会計方針と同一であります。なお、要約四半期連結財務諸表における法人所得 税費用は、税引前四半期利益に対して、見積平均年次実効税率を用いて算定しております。
4.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、 取締役会等が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもの であります。
当社グループは、「パーソナル」、「バリュー」、「ビジネス」、「グローバル」の4つを報告セグメント としております。なお、当社グループの報告セグメントは、事業セグメントの区分と同じとしております。
「パーソナル」には、国内における個人のお客さまを対象とした、モバイル通信サービス、スマートフォ ン・タブレット等の端末機器販売、FTTHサービス、CATVサービスのほか、通信以外の事業として物販サービ ス、エネルギーサービスなどが含まれます。
「バリュー」には、コマース事業、金融事業、決済サービス、映像・音楽・情報配信等のコンテンツサービ スなどが含まれます。
「ビジネス」には、国内における法人のお客さまを対象とした、モバイル・固定通信サービス及び端末機器 販売や、ネットワーク・アプリケーション・クラウド型サービス等のソリューションサービスが含まれます。
「グローバル」には、海外における個人のお客さまを対象としたモバイル通信サービスや法人のお客さまを 対象としたデータセンター等のICTソリューションサービスなどが含まれます。
なお、当第1四半期連結会計期間より、連結子会社であるKDDIエボルバグループが営む事業の報告セグメン トを「その他」から「ビジネス」へ変更しております。これは、KDDIエボルバグループの主力事業であるBPO
(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業、派遣事業において、法人顧客をターゲットとし事業拡大を図っ ており、これに当社グループにおける顧客基盤を活用し、相互送客を実現することで、法人向けソリューショ ン事業の更なる拡大と競争力強化を図るためであります。
これに伴い、前第2四半期連結累計期間及び前第2四半期連結会計期間のセグメント情報については、変更 後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
(2)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、前連結会計年度の「重要な会計方針」における記載と 同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。
セグメント間の取引価格は、第三者取引価格または総原価を勘案し、価格交渉のうえ決定しております。 資産及び負債は、報告セグメントに配分しておりません。